Sony Imaging Gallery 映像作品展「G.F.E.G.」への作品展示

HASSHIKIのRyuta Tomiyama、Hybrid Leisurelandがコラボレーションして制作した映像作品「Not all who wander are lost.」を、映像作品展「G.F.E.G.」に出展します。Ryuta Tomiyamaが映像を、Hybrid Leisurelandが本人名義のHietoshi Koizumiで音楽を担当しました。作品展は、Sony Imaging Gallery(東京・銀座)にて、2025年11月7日から20日まで開催されています。

[ 参加アーティスト ]
Hybrid Leisureland / Ryuta Tomiyama
[ 作品情報 ]
作品タイトルNot all who wander are lost.
うろうろしているように見えて、迷っていないこともある。
ステートメント後ろは振り返らない。日々前を向いて歩いている。しかし、人生が前に進んでいるかはわからない。「本当に前に進めているのか」と確認すればするほど、不安になっていく。それでも、歩みを進めてしまう。まるで目的地が見えているかのように。何かから逃れるように。私たちの足取りに迷いはない。道の終わりに何が待っているのかは、わからないのに。
作品解説映像:12分20秒
私たちは日々“前”に向かって歩いているが、最終的な目的地はどこで、そこに何があるのかは、判然としない。だからなのか、自分を見失い、世界の認識がおぼろげになることがある。それでも日々、“前”に“前”に進んでいく。同時代を同じように手探りで歩く人々の灯りを頼りにして。そこに喜びを見出し、生きている実感を得るのが私たちであるようだ。

本作は、音楽家・小泉豪紀がスマートフォンで撮影した「前へ歩き続ける映像」を基層に、人物検出・物体検出・輪郭(エッジ)検出および輪郭から放出されるパーティクル(微粒子)表現を重ね合わせて構成される。検出結果による光の大きさや形、そして世界の輪郭は、小泉の楽曲にリアルタイムで反応し、刻々と変化する。
撮影地の異なる80本の映像は4分で1つのシークエンスを成し、次のシークエンスへ移るたびに各シーンは、直前より“わずかに先”へ進んだ地点から再開される。前進とともに、現実の像と解析の層は一つずつ剥がれ落ちていく。
それでも「人」を感知するレイヤーだけは(不安定に揺らぎながら)残り、認識の瞬間に光を生む。個としての視界が薄れていく中で、手探りの前進を導く微かな手がかりとして。

[ イベント情報 ]
タイトル映像作品展「G. F. E. G.」
日程2025.11.07 – 11.20
11:00 – 19:00
会場Sony Imaging Gallery
出展作家黒田 教裕
Hidetoshi Koizumi / Ryuta Tomiyama
スギノ ユキコ
中山 莉瑠
料金入場無料
公式サイトhttps://www.sony.co.jp/united/imaging/gallery/detail/251107/
外部出演:HASSHIKI